3/26(火)修了式式辞

修了式式辞 【R6.3.26(火)参集型】
 みなさん、おはようございます。令和5年度の1年間、約200日の学校生活が今日で終了します。目を閉じて1年間を振り返ってみてください。どんな場面が思い出されますか?①入学式②部活動③委員会活動④体育祭⑤合唱コンクール⑥三送会⑦卒業式⑧校外学習⑨水上自然教室、どれも一人ひとりの心に刻まれた、一人ひとりの成長につながる大切な活動だったと思います。また、能登半島地震からも当たり前に思っていたことは当り前じゃないということがあらためて認識できたのではないでしょうか。どうか感謝の心を持つことの大切さを忘れないでください。
<1年生用メッセージ>
 さて、4月から77期生は先輩になります。先輩として後輩を育てる意識を持ってください。人を育てる極意「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」です。
<2年生用>
 さて、4月から76期生は最上級生です。下級生から尊敬される先輩であってください。君たちの行動を、背中を後輩はいつも見ています。「志高く」目標に突き進む姿を見せてください。

 最後に春休みを向かえるにあたり、3点お話しがあります。
 1点目、困ったことや悩んでいることがあったらいつでも相談してほしいということです。休み中でも先生方は親身になって君たちの相談にのってくれます。一人で抱え込まずに相談をしてください。今日渡される通知表の所見欄を見てください。先生方は君たち一人ひとりの成長をしっかりと見取りってくれている一番の理解者です。
 2点目、新型コロナウィルスが5類となって半年以上が経ちますが、気を緩めず引き続き感染防止対策を徹底しながら、部活動を行って下さい。「換気」「手洗い」「うがい」「咳エチケット」を徹底し、大切な人を守るためにも体調不良の場合は部活動の参加を控えてください。
 3点目、交通事故に気をつけることです。友だち同士で行動していると楽しさのあまり注意力が散漫になります。自転車に乗っている時も徒歩で行動する時も、慌てず、時間に余裕をもって、周囲に目と気を配りながら行動し、交通ルールをしっかり守ること。
 4月8日、全員が元気な顔を見せてくれると信じています。

校長メッセージ~春休みを迎えるにあたって~

 3/26(火)修了式が近づいてきました。子どもたちにはゴール前で失速することなく、ゴールラインを全力で走り切る気概で学校生活を送ってほしいと思っています。さて、修了式を終えると春休みに突入です。短い期間ですが一人一人が有意義な春休みとなるよう、校長メッセージを発出します。

 こちらをタップしてください → 校長メッセージ(春休みを迎えるにあたって).pdf

3/19(火)期末保護者会校長あいさつ

学年末保護者会 校長あいさつ 【R6.3.1(金)6組<対面式>・R6.3.19(火)1,2年生<オンライン>】

 みなさんこんにちは。校長の佐久間です。本日は大変お忙しい中、本校に足をお運びいただき誠にありがとうございます。そして、三学期のみならず、令和 5 年度一年間の本校教育活動に対し、ご理解とご協力を賜り、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。本日は学級懇談という形なので、オンライン配信にて全クラス一斉に校長よりご挨拶並びに令和 6 年度に関するお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 さて、本日は一年間の本校教育活動に関する取り組みの成果や課題点を保護者の皆様と共有するとともに、春休みの過ごし方をはじめ進級に向けた心構えなど、学校と保護者の皆様がベクトルを合わせて協働するための絶好の機会と捉えております。短い時間ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。それでは私から次年度、令和 6 年度に向けたお話を大きく4点させていただきます。
 大きな 1 点目は「教員の働き方改革」に伴う3つの改革です。働き方改革の大きな趣旨としては、「教員の業務負担を減らすことにより、より質の高い教育活動を行える環境づくりの実現」であり、そのために「すべての学校教育活動を勤務時間内で行うことを目指す」ものです。ちなみに、本校の勤務時間は8:15~16:45となっています。
 改革の①つ目は「新たな教育課程の編成」です。令和 6 年度から生徒の出席確認時間を 5 分早めて8:20、8:25~8:35の10 分間は朝読書に充てていた時間でしたが、モジュール学習を取り入れます。10 分間の授業を週に 5 日続けることで 50 分 1 コマの授業を生み出します。そうすることで月曜日と金曜日が 5 時間授業となり、今まで以上に放課後の活動時間が生み出されます。なお、3 月 18 日(月)~26 日(火)まで、新たな日課の先行実施を行わせていただきます。
 改革の②つ目は「勤務時間内に部活動を終了する」です。これまでは放課後から完全下校時刻までの間を部活動の時間としてきましたが、4 月から段階的に活動時間を短縮し、学校総合体育大会以降の 10 月からは16:45を完全下校時刻とします。先に述べました通り、すべての学校教育活動を勤務時間内に行う一環です。
 改革の③つ目は「部活動のスリム化」です。川口市教育委員会からは部活動を地域や保護者が主体となる地域クラブへ移行したり、また部活動のスリム化(部活動の統廃合)を図るよう指示が出ています。このことを受け、令和 6 年度中に本校に現存する美術・演劇・華道部を統合し、総合文化部を創設いたします。令和 6 年度の新入生からは総合文化部として部員を募集することといたします。既に(2学期末)美術・演劇・華道部の生徒及び保護者の皆様には
説明をさせていただいております。
 大きな2点目は「サマースクール」についてです。2月26日付の通知でもお知らせしましたが、これまでのサマースクールは「授業として扱わない」ため「出席を要する日」ではなく、その期間に登校できずとも欠席とはなりませんでした。しかし、令和 6 年度からは「授業として扱う」ことが可能となったため「出席を要する日」として 3 日間程度、午前中授業を行う予定です。すなわち、この期間に登校できない場合は欠席扱いとなりますのでご注意をお願
いいたします。(ちなみに、令和 6 年度より管理規則改定に伴い、2学期の開始は 8 月 1 日~)令和6年度のサマースクールは8月27日~29日に実施予定です。詳細につきましては、令和6年度の適切な時期にあらためてご案内いたします。
 大きな3点目は「水上自然教室」についてです。令和5年度の水上自然教室は3年ぶりに一泊二日という泊を伴う形での実施となりましたが、令和6年度(現1年生)はさらに一泊増え、二泊三日での実施となります。学校、ご家庭を離れ、集団での寝食を共にする生活が一日増えることで、子どもたちにとってさらに貴重な経験となるプログラムを組むことができます。こちらも令和6年度の適切な時期にあらためてご案内いたします。(実施日は6月12日~14日)特別支援学級は市内合同での実施となり、実施日は7月22日(月)~23 日(火)一泊二日での実施となります。通常級との交流をしている生徒は通常級と特別支援学級の両方に参加できず、どちらか一方となりますのでご注意ください。参考までに、修学旅行
は令和6年5月28日(火)~30日(木)となっております。
 大きな4点目は特別支援学級担当の「平塚教諭の休職」についてです。令和5年8月下旬から病気休暇に入り、現在は病気療養のために休職をとらせていただいております。令和6年度の復帰は未定ではありますが、職場復帰に向けてご家族と共に頑張っていらっしゃいます。休職中の代員は川口市教育委員会にお願いしておりますので、ご心配なさらないようお願いします。以上、4点のお話をさせていただきました。
 長期休業明けは子どもたちの心が整い辛い時期です。規則正しい生活を心がけ、休み中に悩み事や相談事があれば学校へ連絡・相談していただき、不安を少しでも解消して新学期を迎えられればと思います。ご家庭での生活時間が長くなる時期だからこそ、些細な変化を見逃さず、学校と家庭が一緒になって子どもたちを見守っていきましょう。
 結びに、あらためて令和 5 年度における本校教育活動にご理解・ご協力を賜り深く感謝申し上げますとともに、令和 6 年度も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、私のあいさつといたします。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

1/23(火)新入生保護者説明会あいさつ

新入生保護者説明会あいさつ【R6.1.23(火) 録画上映】 

 令和6年度に本校入学予定の保護者の皆様、はじめまして。校長の佐久間章匡(さくま あきまさ)と申します。本日はお寒い中、新入生保護者説明会に足をお運びいただき感謝申し上げます。本日は他業務のため動画配信でのご挨拶になりますことをどうかお許しいただければと思います。また、短時間ではありますが、私以外の担当者からはできる限り丁寧に説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 はじめに私の簡単な自己紹介をさせていただきます。私は令和5年度本校に着任し、1年目を終えようとしております。校長職としては通算で 4 年目を迎えております。モットーは「見逃しの三振より 空振りの三振」です。この「見逃しの三振より 空振りの三振」は、まずやってみようというチャレンジ精神をもって行動し、やらずして後悔しない事を意味します。やってみるからこそ次につながるヒントを得られるものと考えます。また、校長室の敷居を無くし、生徒はもちろん保護者の方も気軽に寄れる校長室、気軽に声をかけられる校長でありたいと常に思っております。どうぞよろしくお願いいたします。私のことは少しずつ知ってもらうとしまして、それでは資料1P目にあります教育目標及び経営方針をご説明いたします。
 1.資料説明(1P目をご覧ください)
 校訓は「責任・自律・親和」です。生徒一人一人、自身の言動や役割に対する責任感を醸成し、社会の一員としてより良く生きるために自分を律し、仲間を大切にするとともに、他者を認め、他者と協働して取り組むことができる生徒を育成するという校訓は創立以来不変のものとしています。
 学校教育目標として、「志高く」を掲げており、夢や目標を見据え、その達成に向けて粘り強く努力を積み重ねることができる生徒を育みます。具体的には「主体的に学び他者と協働する生徒」「優しい心と豊かな感受性をもっ
た生徒」「健康で安全な生活を自主的に営む生徒」いわゆる知・徳・体のバランスのとれた人づくりに、学校教育全体を通じて取り組んでまいります。
 目指す学校像は「生徒が主体的に学び、他者と協働し、逞しく、活気溢れる学校」~家庭・地域の期待に応える学校、地域の宝として子どもたちを育てる学校~としております。子どもたちの元気、力を地域に還元し、地域の力を学校に取り込み、学校・家庭・地域が三位一体となって、子どもたちを地域の宝として育てる鳩ヶ谷中学校にします。
 目指す生徒像は「社会の形成者としての自覚と郷土愛を高め、地域に貢献できる人材になるとともに夢を抱き、その実現に向けて全力で取り組むグローバルに活躍する生徒」とし、校区内小学校にもこの目指す生徒像は共有さ
せていただいております。
 教育目標の達成を目指すための教師像として、「情熱・使命・誇り・協調・愛情」を掲げております。「教育は人なり」といいます。尊敬され、信頼され、憧れを抱かれる教職員集団、チーム鳩中として教職員事故、不祥事、ハラスメントゼロを継続し、未来をつくる子どもたちを育てるため「使命と誇り」をもって教育活動に全力を注ぎます。どうぞご期待ください。
 基本方針及びその具現化に関する資料につきましては、ご一読いただければと思います。また、その他資料につきましては、この後、本校教頭をはじめ各担当より説明いたします。
 2.次に、資料にはございませんが、令和6年度から始まる「2つの大きな改革」をお伝えしておきます。
 1つ目は「新しい教育課程の編成」です。簡単に言えば日課の変更です。これまで朝の出席確認が 8 時 25 分だったものを 8 時 20 分とスタートが早まること、5 日間の課業日の内 5 時間授業は週 1 日だったものが 2 日となることそして最長で 18 時 15 分だった完全下校時刻を段階的に移行し、最終的には16時45分とします。そして、その移行に伴い 5 時間授業の際は 2 時間弱、6 時間授業の際は 30 分程度と部活動の活動時間は大幅に短縮されます。
 2 つ目は美術・演劇・華道部を統合し「総合文化部」を創設するということです。現在、全国の中学校において「学校における部活動の地域移行」が進められ、令和 8 年度からは休日の部活動が学校から切り離される、無くなる方向です。そして、いずれは平日の部活動も学校から無くなり、放課後は子どもたち一人一人のニーズやペースに合わせた地域での活動、過ごし方ができるようになっていきます。この「部活動の地域移行」の背景としての理由は大きく 2 つあります。1つ目は少子化です。既に本校の運動部活動においても単独チームが編成できなくなってきている現状があるなど、部活動がこれまで通りに行えなくなってきています。そのため、拠点校方式の部活動に移行するという動きもあるのです。例えばですが、鳩ヶ谷地区であればソフトボールは鳩中で、サッカーは里中で、といった具合です。2 つ目に教職員の働き方改革です。これまで土日を含め勤務時間を大幅に超えて指導を行っていた時間を削減する
ことで、教員の業務負担を減らすこととなり、より質の高い教育活動を行える環境づくりが実現されます。
 このような動きの中、川口市教育委員会からは部活動のスリム化を検討するよう指示が出ており、本校としては誠に残念ながら美術・演劇・華道部を統合し、総合文化部を創設することになりました。以上が2つの大きな改革です。ご質問等がある場合は本校教頭宛てにご連絡いただければと思います。
 結びになります。初めて中学校に進級するお子様をお持ちの保護者の皆様も、既にお兄さん、お姉さんが本校に進級・卒業している保護者の皆様も、どうぞ、75年という伝統を持つここ鳩ヶ谷中学校で、お子様の成長を共に支え共に悩み、共に喜び合える 3 年間にしましょう。私たち鳩ヶ谷中教職員は皆様の入学を心待ちにしております。不安よりも大きな希望をもって入学できるよう、心配事があればいつでもお気軽にご相談ください。大丈夫です。私たち鳩ヶ谷中教職員は真摯に対応いたします。それでは令和6年4月8日の入学式でお会いしましょう。ご清聴ありがとうございました。

1/9(火)三学期始業式式辞

 始業式式辞【R6.1.9(火) 参集型】
 みなさん、おはようございます。2024年辰年・本年もよろしくお願いします。式辞の前に、1月1日の元日に起きた能登半島地震をみんなも知っていますね。120名以上の方がなくなり、避難所生活をしている人がいたり、始業式を行えていない学校もあると聞いています。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、今日、鳩ヶ谷中学校で始業式ができることをあらためて当たり前と思わないでください。そして、この震災を自分事としてとらえ、もしここ埼玉で震災が起きたときに自分ができることを考えてみてほしいと思います。

 さて、土日祝日を含め 17日間の冬休みを終え、令和6年の3学期がスタートします。皆さんは冬休みを有意義に過ごせましたか?心身のリフレッシュを行うとともに家族の一員としての役割を果たしましたか?3学期のスタートをスムースに切るための準備期間にすることはできましたか?今日から始まるこの3学期を1,2年生は1年間の総まとめとして、また進級に向けての次なる準備をする期間として、3年生はしっかりと自分の進路を決定し、次のステージに飛び立つため、中学校生活の3年間の集大成となる3学期にしてほしいと考えます。それでは校長先生から君たちへのメッセージを2点、情報提供1点をお話しします。


 1点目。皆さんはお正月に行われた「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走」いわゆる箱根駅伝を見ましたか?青山学院大学が往路、復路ともに1位をとり総合優勝をしました。一人一人の想いや願い、チームの伝統や誇りを襷に込めて全員でこの襷を繋ぐレースには毎年様々なドラマがあり感動をもらえます。しかし、一方では残念ながら規定時間内に選手が到着できず、その想いや願い、伝統や誇りのこもった襷をもらわずにスタートしなければならないチームもあるのです。襷を渡せなかった選手は声をあげて泣いていました。駅伝はこの襷を繋ぐということがどれほど大切なものなのかということが伝わってくるシーンです。私はこの襷を繋ぐという行為は、鳩ヶ谷中学校75年の歴史や伝統、先人の想いなど、見えない襷を、今を生きる私たちが次の世代にしっかりつなぐことと同じだと考えます。私たちもこの見えない鳩中の襷をしっかり繋いでいきましょう!


 2点目。今年の干支は「辰(たつ)」です。辰は龍を表しますが十二支の中で唯一空想上の動物。それでも十二支の中で一番縁起のいい干支で、運気が上昇して夢が叶いやすい年と言われています。また、龍が手に持つ玉(いわゆるドラゴンボール)はあらゆる願いをかなえる力があるとされています。是非、この「辰年」にあやかり、鳩中生も多くの夢や希望が叶う年にしてほしいと思います。しかし、夢や希望は待っているだけでは叶いません。日々その達成に向けて努力を惜しまないことが大切です。
 ここで、校長先生が今年、鳩中生に励んでほしいことを4つ示します。①居心地の良い学校、安心して生活できる学校にするために、他者を理解し、認め、優しさある言動を心がけてください。②否定的に自分を見ず、他者と自分を比較せず、自分の良さを見出し、その良さに磨きをかけてください。③今まで通りではなく、そこにちょっぴり工夫を加えて新しい価値を生み出してください。④新しいこと、失敗することを恐れず、積極的にチャレンジして新しい一歩を踏み出してください。


 最後に情報提供1点です。令和6年4月から本校の教育課程が新しくなります。教育課程とは学校の教育計画のこと。君たちに直接関係することと言えば日課の変更です。これまで朝の出席確認が 8 時 25 分だったもが 8 時 20 分からとスタートが早まること、週 5 日間の登校日の内 5 時間授業は週 1 日だったものが、週 2 日となること、そして最長で 18 時 15 分だった完全下校時刻を段階的に移行し、最終的には16時45分となるということです。そして、その完全下校の変更に伴い、最終的には 5 時間授業の際は 2 時間弱、6 時間授業の際は 30 分程度と部活動の活動時間は大幅に短縮されることになります。本日配布の学校だよりにもその内容が示されているので、君たち自身でも目を通しておいてください。
 校長先生からのお話は以上です。令和6年、鳩中生の全員が昇り龍のごとく、昨年以上に飛翔する年となることを期待しています。

12/22(金)二学期終業式式辞

二学期終業式式辞【R5.12.22(金)全校参集型】

 みなさん、おはようございます。授業数76日間の2学期が今日で終わります。みんなこの2学期も本当によくがんばりました。体育祭、合唱コンクール、文化部発表会、校外学習、夢わーくなど、どの学校行事も目標を達成でき大成功を収めることができました。各行事において見せてくれた君たちの一生懸命に取り組む姿勢、団結力、はじける笑顔は、何にも代えがたい2学期の大きな財産です。さあ明日からの17日間の冬休みは、3学期のスタートや受験に向けたとても大切な準備期間。心身をリフレッシュさせながらも、この期間を有効に使ってほしいと思います。
では、校長先生からの3点お話をします。
 1つ目は今日手渡される通知表の観点別評価から今の課題をしっかり把握すること。通知表の5段階評定だけを気にするのではなく、観点のABCを見て、CはBへ、BはAにするために必要な手立てを講じること。PDCA→PLANは計画、DOは実践、CHECKは評価、ACTIONは改善です。
 2つ目は悩み事や困ったことは信頼できる人にまず相談すること。先日、校長メッセージを配布しました。冬休み中は家庭生活時間が増え、先生方は君たちの様子を見ることができません。もし、悩み事や不安な事がある時は、一人で決めず、必ず信頼できる人に相談すること。自分一人で結論を出さないことです。
 3つ目は令和 6 年度から美術部・演劇部・華道部が「総合文化部」に統合されること。既にこの 3 つの部活動の生徒、保護者には説明をしたのですが、現在、少子化や先生方の働き方改革などを背景に、部活動の地域移行が始まっています。このことに対する取り組みとして、令和 5 年度は市内全中学校で部活動が任意加入となりましたね。今後、令和 8 年度には休日の部活動が学校から切り離され、ゆくゆくは平日の部活動もなくなっていく見通しです。また、少子化に伴い、鳩中だけでチームを編成することが難しくなっているのもわかると思います。例えば本校の野球部やサッカー部は他行との合同チームを作らなければ成り立たな状況です。そして、部活動は先生方の勤務時間を大幅に超えて行っている現状の改善を図る必要があるということ。併せて、川口市教育委員会からは部活動のスリム化、いわゆる統廃合を検討していくよう示されています。そこで、本校は美術・演劇・華道部の 3 部活を総合文化部として統合するに至りました。正確には令和 6 年 7 月いっぱいまでは美術・演劇・美術部の活動は継続しますが、8 月からは総合文化部の活動に切り替わります。鳩中の大きな改革なので、みんなにも知っておいてほしいと思いお話ししました。
 校長先生からは以上です。令和6年は辰(たつ)年。3学期始業式に全員が元気な顔を見せてくれること、龍のごとく高く飛翔する年にしてくれることと信じています。それでは良いお年をお迎えください!以上です。

冬休みを迎えるにあたって(校長メッセージ)

 冬休みを迎えるにあたって「校長メッセージ」を配布いたしました。土日を含めて17日間という短いお休みですが、この間に生活のリズムを崩すことなく、一人で悩みを抱えることなく、心と体のエネルギーを充填し、三学期の始業式に鳩中生全員が元気に登校してほしいという想いを込めています。

 こちらをタップしてください → 冬休みを向かえるにあたって.pdf

10/7(土)第75回体育祭・校長あいさつ

 みなさん、おはようございます。いよいよ第75回川口市立鳩ヶ谷中学校体育祭の開催です。サマースクール
から準備をはじめ、限りある時間を大切に精一杯の力で練習してきましたね。行事は本番までの「過程」プロセスをいかに大切にできるかが重要という話を以前にさせてもらいました。君たちは覚えていますか?これまでのプロセスを大事にしてきた君たちなら、必ず今日の体育祭が大成功するものと確信しています。
 今年も全校生徒が揃って体育祭が開催できるとともに、保護者の方々をはじめ、多くのご来賓の方々にご観覧いただけることは、決して当たり前の事ではありません。当たり前と思わず、開催できることに感謝し、各団の団結力、学年の結束力を会場にいるすべての人たちに示してほしいと思います。そして、鳩中生が先生たちと一つになって、全力で取り組む体育祭を保護者や地域の方々に見ていただきましょう。それが当たり前と思わずに感謝を表す形の一つです。練習は本番のように、本番は練習のように。感染症防止、熱中症事故防止を忘れず、今日一日を「しょうさん 翔・笑・勝」というスローガン達成に向けて、最後まで全力でやり遂げましょう!
 さて、保護者の皆様、ご来賓の皆様におかれましては日頃より本校の教育活動にご理解、ご協力を賜り感謝申し上げます。本日、第75回体育祭が開催できますのも、皆様の温かいご支援があってこそのものと考えております。感謝申し上げます。ありがとうございます。是非、子どもたちの躍動する姿、協力する姿、声援を送る姿、自分の責任を果たす姿など、一人一人が活躍する姿を見てあげてください。この体育祭という行事を通じて、子どもたちは着実に成長しています。
 近隣の皆様、本日も早朝より大変申し訳ございません。今日、鳩ヶ谷中学校の第75回体育祭当日を迎えました。これまでの練習期間において、音楽や声援、教員の指示など、大きな音を響かせてまいりました。大変ご迷惑をおかけいたしました。しかし、近隣の皆様にご理解いただけたので、本番に向けて精一杯練習することができました。今日は、鳩中生がこれまでの練習の成果を力いっぱい発揮します。本日も大きな音が響くことになりますが、すべては地域の宝である子どもたちの成長の為とご理解賜りますようお願いいたします。
 終わりに、体育祭スローガン「しょうさん 翔・笑・勝」を忘れず、仲間と共に一人ひとりの力を存分に発揮しましょう!そして、各団の結果がどうであれ、ラグビーでいう「ノーサイド」の精神で、互いに健闘を讃え合える体育祭にしましょう!終わります。

9/1(金)二学期始業式式辞

二学期始業式式辞【R5.9.1(金)全校参集型】

 みなさん、おはようございます。42日間の長い夏休みを終え、本日から2学期がスタートします。先日のサマースクールで生活のリズムを取り戻し、今日、2学期の初日を元気に迎えることができましたか?今年の夏休みは感染症による行動制限がかからず、家族と出かけたり、帰省をした人が多かったのではないでしょうか?また、熱中症に注意しながらも部活動に取り組むことができ、心身ともに鍛えられたことと思います。この夏休み中に蓄えた力、培った力を学校行事の多いこの2学期で存分に発揮してください。

それでは校長先生から2点お話しをします。 

 1点目は「防災」についてです。本日9月1日は始業式であるとともに「防災の日」であることを忘れてはいけません。今からちょうど100年前、大正12年9月1日「関東大震災」が起きたこと、また、台風シーズンを迎えることから9月1日は「防災の日」と設定されました。そして、今から12年前、平成23年3月11日「東日本大震災」が起きました。君たちの記憶にはないと思いますが、その当時、死者と行方不明者を合わせて2万人以上の命が犠牲となり、12万人以上の方々が避難生活を余儀なくされました。私たち人間は、先人の経験、過去の出来事から多くの「教訓を得て」「教訓から学び」「学んだことを実践していく」ことができる生き物です。歴史から学び、命を守るための実践につなげていくことが、今を生きる私たちの使命だと思います。あなたを取り巻く環境が当たり前だと思わず、感謝する気持ちも持ち合わせてください。

 本校は令和4年度に「防災教育に関する研究」の発表を行いました。今の2,3年生は覚えていますね?今の1年生も含め、今後も鳩ヶ谷中学校は地域の防災拠点となるように、引き続き防災教育に力を入れていきます。防災意識を高めるとともに、自分の身は自分で守るという「自助」から他者(特にお年寄りや幼児、体の不自由な方など)を助けるという「共助」の精神を育んでほしいと願っています。 

 2点目「命の大切さ」についてです。先ほど、東日本大震災の話をしました。そこで失われた命は2万人以上。その誰もがその時までの幸せを、命を突然奪われ、生きたくても生きることができなくなってしまった人たちです。さぞかし無念だろうと思います。また、残された家族の悲しみは想像できないほどのものと思います。与えられた命は最後までまっとうするもの。この震災のように不測の事態はあったとしても、自分で命を絶つようなことがあってはいけないんです。あなたが生きているだけで家族は幸せなんです。二学期のスタートにあたり声を大にしてみんなに伝えます。悩み事や不安な事がある人は信頼できる人に相談をしてください。決して一人で結論を出さないでください。あなたのことを心配する人やあなたの状況を理解してくれる人は必ずいます。そして、一人ひとりが友だちの変化に気づき、そっと声をかけてあげられる、そんな鳩中生になってください。

 校長先生からの話は以上です。

7/20(金)一学期終業式式辞

【令和5年度一学期終業式式辞】R5.7.20(金)全校対面式

 みなさん、おはようございます。授業日数70日間の1学期が今日で終わります。ここまでみんな本当によくがんばりました。
 1 年生。君たちはこの約4ヵ月間の学校生活を送りながら、鳩中の先生方を知り、新しいクラスの仲間や部活動の仲間ができ、先輩ができましたね。たくさんの人と関わることで、悩んだり、苦しんだりすることもあったかもしれませんが、それ以上に嬉しいこと、楽しいことがたくさんあったはずです。大丈夫。君たちは着実に成長しています。
この一学期間、君たちと生活の様子を見てきた中で、とても良いところだなと思ったことは、素直さと人懐こさです。君たちは素直に先生の指示を聞いたり、素直に周囲の人の意見を聞くことができます。この素直さは成長に欠かせない大切な要素です。是非、これからもこの素直さを持ち続けてください。学年合唱コンクールで深めたクラスの絆を更に深めていってください。
 2 年生。4月から現在に至るまで約4か月間の学校生活、新しい鳩中の先生方を知り、新しいクラスの仲間や部活動の仲間ができ、後輩ができましたね。たくさんの人と関わることで、また先輩として悩んだり、苦しんだりすることもあったかもしれませんが、それ以上に嬉しいこと、楽しいことがあったはずです。君たちも中心学年として間違いなく成長しています。この一学期間、君たちの生活の様子を見てきた中で、とても良いところだなと思ったことは、元気の良いあいさつと行動力です。鳩ヶ谷中学校の中心学年として 1 年生で培ってきたことがしっかりと体現できています。挨拶は生活の基本。コミュニケーションの基本です。元気で笑顔溢れる挨拶を継続してください。また、中心学年として学校を引っ張る行動力を持ち続けてください。君たちの活躍が鳩ヶ谷芝中学校をより活気あふれるものにしてくれます。夏休み明けに実施される水上自然教室の大成功を祈っています。
 3年生。 4 月から現在に至るまで約4か月間の学校生活、新しい鳩中の先生方を知り、新しいクラスの仲間や部活動の仲間ができ、最上級生になりました。たくさんの人と関わることで、悩んだり、苦しんだりすることがあったかもしれませんが、それ以上に嬉しいこと、楽しいことがあったはずです。君たちは最高学年として立派に成長しています。一学期、君たちとの関りの中で強く印象に残っていることは、やはり修学旅行と学校総合体育大会です。実行委員を中心とし、各係がしっかりと機能し、各クラス、各班で京都・奈良の歴史と文化に触れてきましたね。とても良い思い出になりました。また、学校総合体育大会では、選手として、サポート選手として、立場は違えど一人一人が真剣に、一生懸命に大会に参加する姿が見られ、本当に感動しました。君たちのその姿勢は必ず後輩たちに受け継がれるものだと確信しました。さす鳩中の3年生だと頼もしく思いました。3 年の夏休みは勝負の夏休み。目標をもって生活できた人は、このひと夏で大きく成長します。目標達成のために計画的に学習を進めてください。
 最後に、校長先生から3つのお願いです。
 1つ目は夏休み中に家族の一員としての役割を果たすこと。今までできていなかった家の手伝いを感謝の気持ちを持って率先してやってみてください。そして、当たり前に思っていることは当たり前じゃないことを再認識してください。また、休み中、悩みや相談事があれば一人で抱え込まずに誰かに相談してください。先生たちは君たち全員が元気に2学期の始業式に登校してくれることを一番に考えています。
 2つ目は生活習慣に気をつけ、生活のリズムを崩さず、感染症・熱中症予防に努めながら部活動に積極的に参加し、心身を鍛えるとともに、宿題は計画的に進めること。2学期のスタートをスムーズにきるためにも、早寝・早起き・朝ごはんを合言葉に生活のリズムを保ち、サマースクールには積極的に参加してください。
 3つ目はスマートフォンを含むSNSの活用に十分に注意すること。ネットの入り口は世界の入り口です。他者を誹謗中傷したり、仲間外れにしたり、個人情報が特定できるものをアップしたりしないこと。相手、自分が気持ちよくなる言葉でコミュニケーションを図ることが大切です。そして、ネット上で知り合った人を頼る前に、家族や友だ
ち、先生を頼ってください。
 いよいよ明日から夏休みに入ります。事故やケガにあわないよう注意し、心身ともにリフレッシュするとともに、家庭学習、部活動に励み、2 学期には逞しくなった姿を見せてください。

 

7/20(木)夏休みを迎えるにあたって・校長メッセージ
7/14(金)一学期末保護者会・校長あいさつ

【一学期末保護者会 校長あいさつ】R5.7.14(金)対面式<1年生のみオンライン>


 みなさんこんにちは。校長の佐久間です。
 本日は大変お忙しい中、また、非常に気温の高い中、本校にお越しいただき誠にありがとうございます。そして、一学期中の本校教育活動に対し、ご理解とご協力を賜り、感謝申し上げます。ありがとうございました。
 本日は「水上」や「進路」の説明会を兼ねている学年もありますが、一学期の本校教育活動に関する取り組みの成果や課題点を保護者の皆様と共有するとともに、夏休みの過ごし方など、2学期に向けて、学校と保護者の皆様がベクトルを合わせて協働するための絶好の機会と捉えております。短い時間ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。それでは私から5点(2年生・6 組は6点)お話しさせていただきます。

 1 点目は本日配布資料にあります、「児童生徒を性暴力等から守るために」についてです。リーフレットにもありますが、令和 4 年4 月 1 日に「教職員等による児童生徒性暴力等の防止に関する法律」が施行されました。この法律には、教職員による児童生徒性暴力等を明確に禁じる規定が示されています。これまで本校では不祥事防止に係る様々な研修を行ってきておりますが、万が一、何か心配な事等がある場合は、まずは学校にご相談いただきたいと思いま
す。学校への相談が難しい場合は、川口市教育委員会または埼玉県教育委員会の相談窓口にご連絡ください。

 2点目は「タブレット端末の持ち帰り」についてです。全教科の授業にて活用しているタブレット端末を夏休み中に持ち帰りさせます。タブレット端末を使用した宿題が出ることはもちろんですが、これまでの新型コロナウィルス感染症の感染拡大傾向から、夏季休業明けの不測の事態に備える意味合いもあります。但し、使用場所は原則家庭内とさせていただき、帰省先等へ持ち出す場合は、あらかじめ学校への届け出が必要となります。是非、家庭内で破損等が起きないよう、大切に扱うようお子様にお話しください。

 3点目は「サマースクール」についてです。サマースクールは2学期をスムースにスタートできるよう、簡単な学習や行事などを行う、いわゆる 2 学期スタートのための準備運動期間です。これは市内全小中学校で取り組まれ、本校は8月28日(月)~30日(水)の合計3日間を設定しています。このサマースクール期間は、出席しなければならない日ではありませんが、2 学期のスムースなスタートに向けて、多くの子どもたちが参加できるよう、ご理解・ご協力をお願いいたします。併せて、このサマースクール期間にFormsを活用した遅刻・欠席等の連絡に関するテストを行います。出席される場合は入力の必要はありませんが、遅刻や欠席、早退する場合は入力してください。詳細は別紙をご参照ください。


 4点目は「感染症対策」と「熱中症対策」についてです。新型コロナウィルス感染症が 5 類に引き下げられ、通常の学校教育を行えている状況ですが、昨年度もこの夏季休業中に感染拡大した経緯があります。夏休み中の外出時など、各ご家庭におかれましては、継続して感染防止に努めていただきますようお願い申し上げます。また、夏休み中の部活動は川口市の部活動ガイドラインに則り実施します。但し、活動場所において気温 35℃以上、WBGT31以上の場合は直ちに活動を中止します。これらを踏まえご家庭においては、熱中症防止のために「早寝・早起き・朝ごはん」を合言葉に生活のリズムを大きく崩さず、寝る前の水分補給、外出前に適度な塩分補給を行わせてください。

 5 点目は「行事予定の追加・変更」についてです。令和 5 年 10月 22 日(日)は川口市の総合防災訓練が本校会場にて行われます。年度当初の予定にはありませんでしたが、当日は本校生徒を登校日とし、全校生徒が防災訓練に参加します。それに伴い、11 月13 日(月)は振替休日といたします。また、10 月 11 日(水)は体育祭の予備日としていましたが、予備日を 10 月 10 日(火)に変更いたします。開催日が近づきましたら、あらためてアナウンスいたします。


<2 年生用>6点目は「水上自然教室」についてです。今年度の水上自然教室は9月5日(火)・9 月 6 日(水)一泊二日での実施となります。3 年ぶりに泊を伴う水上自然教室です。しかしながら、先ほど述べましたように、新型コロナウィルス感染症が消滅したわけではありません。宿泊先で万が一体調不良者が出た場合は、感染拡大を防ぐために、該当生徒の保護者様に迎えに来ていただくことになります。実際、一学期中に水上を実施した学校では、保護者にお迎えをお願いした事例がありました。是非、万が一の措置にご理解いただき、ご協力の程よろしくお願いいたします。この後、担当から詳しい説明がありますので、説明をしっかりお聞きください。


<6 組用>6点目は「笠原教諭の産休・育休に伴う代替教員」についてです。6 月 8 日付通知でお知らせしたとおり、6 月 17 日より笠原先生が産休・育休に入りました。本来であれば、その代替として教員 1 名が補充されるのですが、川口市教育委員会に補充できる教員がいない状況です。ですので、現在は飯田先生、磯先生、平塚先生、靍岡先生、猿谷先生、そして補助員の二渡先生で協力しながら教育活動を行っています。教育委員会には常に要望を行っていきますが、通常より教員が 1 名少ない状態が二学期以降も続いてしまう可能性があることをご了承いただければと思います。誠に申し訳ございません。

 長期休業明けは子どもたちの心が整い辛い時期でもあります。規則正しい生活を心がけ、休み中に悩み事や相談事があれば学校へ連絡・相談していただき、不安を少しでも解消して二学期を迎えられればと思います。ご家庭での生活時間が長くなる時期だからこそ、些細な変化を見逃さず、学校と家庭が一緒になって子どもたちを見守っていきましょう。
 結びに、あらためて一学期における本校教育活動にご理解・ご協力を賜り感謝申し上げますとともに、二学期も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、私のあいさつといたします。本日はどうぞよろしくお願いいたします

7/4(火)全校朝礼校長講話

全校朝礼 校長あいさつ【R5.7.4(火)参集型】

 全校生徒の皆さん、おはようございます。校長の佐久間です。7月・文月に入り、連日暑い日が続いています。自分自身の体調は自分が一番知っているはず。部活動をはじめとする屋外での活動はもちろん、屋内での活動においても体調不良を我慢せず、勇気をもって休むとともに、こまめな水分補給・塩分補給をして熱中症予防をしましょう。また、熱中症を予防するにはまず、体が健康であることは大原則。体が弱っていれば免疫力も低下し、様々なウィルスに体が負けてしまいます。十分な睡眠の確保としっかり三食食べること。自分で健康管理ができるのが中学生ですよ。
 さて、校長先生から2点お話をします。
 1点目は新チームと新リーダーです。本日の水泳を最後に、令和 5 年度の学校総合体育大会がすべて終了します。3 年生にとって中学校生活最後の大会を校長先生も一生懸命応援させてもらいました。出ている選手はもちろん、応援する仲間もみな一生懸命で、みんな本当に格好良かったです。そんな姿を見せてくれた全員に感謝を伝えます。どうもありがとう。そして、県大会につながっている競技については、1秒、1球を大切に、自分の記録に挑戦し、仲間とプレーできる時間を大いに楽しんでください。しかし、残念ながらこの学校総合体育大会で引退を迎えた3年
生が殆どです。1,2 年生は3年生のいない新チームでの活動を不安に思っていませんか?新しい部長、キャプテンは誰になりそうですか?今年度から部活動は任意加入になりましたが、それでもその競技が好きで、その競技がうまくなりたいと思って入部している人が殆どのはずです。是非、チームとしてどこを目指すのか?個人としてどこを目指すのかを真剣に考え、チームで話してください。個人であれば顧問の先生と話してください。そして、みんなで決めたこと、個人で決めたことなのだからその目標から逃げることなく、目標がぶれることなく練習に励んでください。引退した3年生のように最後まで自分たちが立てた目標に挑戦する姿を見せてください。部活動は学級の仲間とは違い、同じ目標を持った者同士の集まり。だからこそ、辛いことや苦しいことを共に乗り越えることができる集団だし、学級とは違った体験をすることができる貴重な場です。みんなで目標を共有し、仲間をけん引するリーダーをリスペクトし、みんなで支え合い、その部活だからこその仲間を作ってください。新リーダーを中心に誰からも応援される部活動になってくれるものと期待しています。
 2つ目はちょっといい話です。先日の下校時に本校3年女子生徒二名が、通りすがりにあるご家庭の水道蛇口が噴水のようになっているのを発見したそうです。おそらく蛇口が壊れていたんでしょう。この先の話、みんなは想像できますね。そうです。この二人はその状況を放っておかず、そのお宅の方に教えてあげたそうです。もちろんそのお宅の方はそんなことには気づいておらず、そのまま放置が続いていたら大変な状況になっていたことでしょう。子どもたちが勇気を出して伝えてくれたことにとても感謝していました。些細なことかもしれませんが、気が付く力、それを何とかしようとする課題解決の力、そしてそれを伝えようと行動する力があったこの二人に拍手を送りたいと思います。3年2組廣江さん、3年4組山本さん、その場に立ってください。君たちは鳩中の誇りです。これからも困っている人がいたら率先して助けてあげることができる人であってください。拍手!
 さあ、一学期終業式まで登校日数は残り12日間。こうして元気に学校生活が送れることを当たり前と思わず感謝して、終業式という節目のゴールラインをみんなで走り抜けましょう!

5/22(月)臨時朝礼講話②(命の大切さ)

校長講話~命の大切さ~ 【R5.5.22(月)オンライン】


 みなさんおはようございます。校長の佐久間です。一日のスタートである貴重な時間ですが、これからとても大切なお話しをします。どうか耳だけでなく、目を閉じて心を傾けて聴いてください。
 さて、みなさんは覚えていますか?令和3年5月23日(月)奈良県の中学校で、3年生男子生徒が同学年の生徒をハサミで刺すという痛ましい事件が発生しました。動機は「些細なことで言い争いになり頭に血が上った」ということです。とても心が痛み、他人事とは思えない事件でした。
 では、なぜ奈良県のような事件が起きてしまったのでしょうか?そうなる前にできることはなかったのでしょうか?その方法以外に選択肢はなかったのでしょうか?直接関りがないのに悔しい気持ちになったことを覚えています。では、君たちはこの事件をどのように受け止めますか?
 家庭という社会は家族だけの小さな社会。余計な気を遣うことなく安心して過ごせる安全な場所です。しかし学校という社会は家庭よりも大きな社会です。家族以外のたくさんの人と関ることで、楽しいこと、嬉しいことが多くなる半面、気を遣ったり、嫌な思いをしたり、悩んだりすることも多くなります。人は人と関わって大きく成長していくんです。「人との出会いから多くの刺激を受け」「人との関りの中から多くのことを学び」「人の考え方に触れて新しい自分を発見し」「自分というもがつくられていく」人は一人では生きられないんです。人との関りの中で何かに悩んだり、躓いたり、不安になったり。そんなときは一番頼れる家族がいる。そして友だちや先生たちもいる。人と関われず、誰にも相談できないことは本当に辛いこと。でも、そんなあなたに気が付いてそっと言葉や手を差し
伸べてくれる人は必ずいるんです。君は決して一人じゃない。もし、今現在誰にも言えずに抱えていることがあるならば、いつでも相談してください。あなたが一番信用している人に頼ってください。何かを決断する時は自分一人で決めず、誰かに相談をしてください。 鳩中生のみなさん、自分自身を、家族を、友だちを大切にしてください。
 最後に、命は誰かに奪われたり、自身で絶つものではなく、全力で全うするものなんだということをどうか心に留め置いてください。

5/22(月)臨時朝礼講話①(開校記念日)

臨時朝礼講和・開校記念日について【R5.5.22(月)オンライン】

 伝統ある川口市立鳩ヶ谷中学校は令和5年5月22日をもって創立75年目を迎えました。本校は1948年
(昭和24年)4月に川口市立東中学校から独立し、川口市立鳩ヶ谷中学校として創立・開校して、途中「鳩ヶ
谷町立」「鳩ヶ谷市立」と改称されますが、12年前の新川口市誕生に伴い、再び川口市立鳩ヶ谷中学校という創
立時の名称に戻り、それから令和4年第74回卒業生に至るまで、総勢20406名の卒業生を送り出してきま
した。現在、本校に在籍する生徒の皆さんは、このような歴史と伝統ある鳩ヶ谷中学校に通っています。私がよ
く子どもたちに話す「してあげるのは当たり前に行い」「してもらうのは当り前と思わないこと」は、「相手を思
いやること」「感謝を忘れないこと」につながります。今ある鳩ヶ谷中学校は75年という歴史の中で、多くの先
人たちが努力し、築き、多くの想いを継承して成り立っています。この75回目の開校記念日に、鳩ヶ谷中学校
の歴史を振り返り、先人たちに感謝し、新たな歴史と伝統を築いていくこと、新しい鳩ヶ谷中学校をつくり続け
る決意をもってほしいと思っています。そして、鳩ヶ谷中学校を巣立ち、グローバルに活躍できる社会人となり、
鳩ヶ谷中学校の卒業生として、鳩ヶ谷中学校に誇りをもてる人になってほしと心から望みます。
 本校の歴史を振り返るにあたり、世界にたった一つ、唯一無二の「校歌」についてあらためて考えてみました。
創立時にどのような思いを込めてこの校歌がつくられたのか。難しい表現の中にも、時代を超えて変わらず大切
なもの、想いが込められていることがわかります。この校歌に込められた願い、想いを私なりに解釈してみまし
た。感染症の影響により校歌を歌う場面は制限されてきましたが、これからはその制限はありません。校歌を歌
うときには歌詞の意味を捉え、鳩中生としての誇りをもって歌ってほしいと願っています。

 一 古き文化をいやつぎに ゆかりは深き鳩ヶ谷の 光あふるる丘の上
   (文化を受け継ぎ 歴史のつながりを大切に 希望の光あふれる)
   理想は燃ゆる 我が母校 うたわんかなや もろ共に
  (夢や理想について 共に語ろう)
 二 甍は高く碧空に 五色の虹は色映えて 自由と愛の丘の上
  (屋根より高い青空に 色鮮やかな虹がかかる 志高い鳩中で)
   永遠に輝く 我が母校 讃えんかなや もろ共に
  (いつまでも輝く母校を 共に誇りに思おう)
 三 富士と秩父の峯高く 千辛万苦打ち克ちて 学びの道をひたすらに
  (山々のように堂々と 困難に負けず 学校生活で多くを学び)
   希望は遠し 我が母校 励まんかなや もろ共に
  (大きな夢や希望をもって 共に一生懸命になろう)
 四 見沼の流れ末遠く 若き命の限りなく 歴史のほまれつくりつつ
  (未来に向けて 無限の可能性を信じ 地域に誇れるものを残せるよう)
   つとめは重し 我が母校 進まんかなや もろ共に
  (責任感とプライドをもって 共に志高く学びの歩みを進めていこう)

4/28(金)離任式あいさつ及び転退職者の紹介

【令和5年度 離任式 挨拶】R5.4.28(金)2,3年生対面式

 今日は、2年生・3年生の皆さんがとても楽しみにしていた離任式です。懐かしい先生方のお顔を見て、感激していることと思います。退職や異動された先生方も皆さんの顔を見るのを大変楽しみにされていました。離任式は、鳩中を去られた先生方が皆さんに正式に別れを伝える式です。去られた先生方の話をしっかり聴き、先生方が話された想いを大切に、今後の学校生活に生かすことが恩返しとなります。どうか、感謝の気持ちをもって式に臨んでください。それでは、退職並びに異動された先生方を紹介します。
 ①始めに、瀧沢 靖雄(たきざわ やすお)校長先生です。この度、定年退職を迎えられました。4月からは、戸塚中学校で初任者指導をされるとともに、大学で教鞭をとられております。鳩ヶ谷中学校には、5年間勤務され、君たちが健やかに成長するためのたくさんの教えを示してくださいました。「四端(したん)の心」を4つ言える人が多いと思います。すべての鳩中生のためにご尽力いただくとともに、先生方の良きリーダーとして学校の経営を力強く行っていただきました。5年間、本当にありがとうございました。
 ②次に、紅谷 守(べにや まもる)先生です。この度、八幡木中学校へご異動されました。鳩ヶ谷中学校には、8年間勤務され、特別支援学級担任、美術部顧問としてご活躍いただきました。6組の指導を丁寧にしていただくとともに、校長室の前の水槽の管理をしていただきました。ウーパールーパーの飼育をはじめ、グッピーの数をたくさん増やしていただきました。8年間、本当にありがとうございました。
 ③次に、山内 澄子(やまうち すみこ)先生です。この度、在家中学校へご異動されました。鳩ヶ谷中学校には、2年間勤務され、教科は社会科、演劇部の顧問としてご活躍いただきました。いつも穏やかで、授業も丁寧な指導をしていただき、生徒の皆さんからの信頼が厚いだけでなく、先生方からの信頼も厚い先生でした。2年間、本当にありがとうございました。
 ④次に、永井 清一(ながい せいいち)先生です。この度、青木中学校へご異動されました。鳩ヶ谷中学校には、1年間勤務され、特別支援学級担任、演劇部の顧問としてご活躍いただきました。いつも元気はつらつで、皆さんに大きな声であいさつをしてくれました。また、校歌を誰よりも大きな声で歌ってくれました。1年間、本当にありがとうございました。
 ⑤次に、高橋 晴香(たかはし はるか)先生です。この度、川口市立南中学校へご異動されました。鳩ヶ谷中には、2年間勤務され、教科は国語、華道部の顧問としてご活躍いただきました。高橋先生は学年のお姉さんとして生徒の皆さんに接していただくとともに、さわやか相談室の生徒の皆さんにも優しく接していただきました。2年間、本当にありがとうございました。
 ⑥次に、河野 邦夫(こうの くにお)特別支援学級補助員の先生です。この度、里中学校へご異動されました。鳩ヶ谷中には、3年間勤務され、特別支援学級の生徒の皆さんに寄り添いながら、6組の先生方の補助をしていただきました。3年間ありがとうございました。
 最後に本日、お仕事の関係で離任式を欠席されている先生方についてですが・・・
 長屋 勝浩(ながや かつひろ)先生。この度、安行中学校へご異動されました。鳩ヶ谷中には、1年間勤務され、教科は保健体育、陸上部の顧問としてご活躍いただきました。年度途中で体調を崩されお休みされましたが、お休みされる前は、体育の授業や陸上部の顧問として熱い指導をしていただきました。また、道徳推進教師として、本校の道徳の推進に励んでいただきました。1年間、本当にありがとうございました。
 大澤 洋子(おおさわ ようこ)先生です。この度、定年退職を迎えられました。4月からは、東京都教育相談センターで相談業務をされております。鳩ヶ谷中学校には、2年間、通級指導教室の教員として勤務されました。本校
の生徒のみならず、他校に出向いて指導するなど、鳩中だけでなく市内の子どもたちのためにご尽力いただきました。ありがとうございました。
 堀子 佐和子(ほりこ さわこ)先生です。この度、春日部市立東中学校にご異動されました。鳩ヶ谷中学校には、8年間勤務され、育児休業前は国語、陸上部担当としてご活躍いただきました。在職中は、揮毫担当として、先生の特技を生かしていただくとともに、全校集会では、校歌の伴奏者をしていただきました。8年間、本当にありがとう
ございました。
 成瀬 淳一(なるせ じゅんいち)先生です。この度、草加市立松江中学校へ異動されました。鳩ヶ谷中学校には、1年間、特別支援学級担任、バスケットボール部顧問としてご活躍いただきました。6組では、学級通信の担当として、毎週発行するとともに、運動会では大繩の指導にご尽力されました。1年間、本当にありがとうございました。
 栃木 明子(とちぎ あきこ)相談員さんです。この度、安行東中学校へご異動されました。鳩ヶ谷中には、3年間勤務され、相談室を利用する生徒の皆さんをはじめ保護者の方々に寄り添っていただきました。3年間ありがとうございました。
 中野 昌一(なかの しょういち)スクールカウンセラーさんです。鳩ヶ谷中には、3年間勤務され、相談室を利用する生徒の皆さんをはじめ保護者の方々に寄り添っていただきました。3年間ありがとうございました。

 本日は、残念ながら欠席ではありますが、生徒のみなさんには、「よろしくお伝えください」とのことでした。ありがとうございました。
 以上で、私の挨拶並びに去られた先生方のご紹介を終わりにいたします。

大型連休を迎えるにあたって

 大型連休を迎えるにあたり、校長より鳩中生にメッセージを発出します。心身のリフレッシュを図りながらも生活のリズムを崩さず、悩み事などは一人で抱えずに誰かに相談すること。そして、連休明けも元気に登校してください。先生たちは君たちを待っています。 

 こちらをタップしてください → R5.4 校長メッセージ(GW).pdf

 

年度当初保護者会・校長あいさつ

【年度当初保護者会 校長あいさつ】R5.4.14(金) 全体会

  保護者会に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。本日は、ご多忙の中にもかかわらず、年度当初保護者会にご参会いただき、誠にありがとうございます。令和5年度、本校に着任しました校長の佐久間章匡と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、新しい教職員、新しい仲間との学校生活がスタートしたところですが、新しい環境に適応しようとする子どもたちに疲れが出始めているかもしれません。ご家庭において、子どもたちの些細な変化に気が付いた際には是非、学校へご相談いただきますようお願いいたします。私たち鳩ヶ谷中学校教職員は、ご家庭とともにスクラムを組んで子どもたちの健全育成に努めてまいります。

 さて、それでは私から3点お話をさせていただきます。

1点目は、学校教育における「マスクの着用」についてです。

 新型コロナウィルスの影響により約3年間、学校においてもマスク着用の生活を余儀なくされてきましたが、令和5年4月からは学校教育においてマスクの着用を強いられることはなくなりました。しかし、基礎疾患のある人などは自衛手段としてマスクの着用が必要であることから、マスクを強制的に外させることはありません。ただし、今後暑くなる時期には熱中症防止の観点から、マスクを外させることもありますので、ご了承いただければと思います。

 いずれにしても、5月8日以降にはこの新型コロナウィルスが季節性インフルエンザの位置づけと同じ5類に移行され、ようやく様々な制限を受けずに学校教育を行うことができるようになっていきます。令和5年度の学校教育における制限は大きく緩和されることが予想されることから、今後は自粛、規模縮小していた体験活動等をよりニューノーマルな形として積極的に盛り込み、子どもたちの成長に繋げていきたいと考えております。

 

点目は、「部活動の任意加入制」と「部活動の地域移行」についてです。

 既にご承知の通り、今年度から市内全中学校の部活動は「任意加入制」となりました。簡単に申し上げると、今年度から部活動へ必ず入部する必要がなくなるということになります。これは少子化が進む中、学校部活動の維持が困難になる前に、「地域クラブ活動」への移行が必要となるからです。また、将来に渡り生徒がスポーツや文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するための措置です。

 現在、国は令和5年度~7年度の3ヵ年で、休日の部活動を地域へと移行する改革を進めています。また、令和8年度以降は平日も地域へ移行していきます。令和5年度入学者については卒業までの3ヵ年、平日の活動は現在と変わらずに行えますが、休日の学校部活動は地域クラブ活動へと段階的に切り替わっていくものとお考え下さい。

 余談ですが、教育活動において部活動指導が大きな役割を担ってきたことも事実です。現在、部活動に加入している生徒はできる限り活動を継続し、入部した時の初心を忘れず、最後まで取り組んでほしいと思っています。

 なお、本校HPのメニュー「部活動」の中に「部活動の加入に係るQ&A」がアップされています。想定される質問に対する回答が示されていますので、ご確認いただければと思います。

 

3点目は、「朝活動」の原則廃止についてです。

 先に述べた通り、段階的に学校部活動が地域クラブ活動へと移行されることを踏まえ、本校では学校部活動の「朝練習」を含む朝活動を原則行いません。県大会以上の大会出場前はこの限りではありませんが、原則、朝活動を行わないことで、生徒の登校時間は朝7時50分以降とゆとりを持った時間となります。

 結びに、本校の教育活動は学校だけでなく、保護者の皆様や地域の皆様のご理解、ご協力をいただき、三位一体となってこそ、より一層教育効果が上がるものと考えます。鳩ヶ谷という地域の宝として、共に子どもたちの健全育成を図ってまいりましょう。

令和5年度入学式式辞

 新入生の皆さんご入学おめでとうございます。鳩ケ谷中学校の先生方を代表して、お祝いの言葉を贈ります鳩中の先生方はずっと君たちの入学を心待ちにしていました。これから始まる中学校生活を大いに謳歌してください。
 さて、全世界に感染拡大し、人々の生活様式まで変えてしまったウィルス。予測が困難な時代を象徴した出来事だと感じます。しかし、予測が困難な時代であっても、人間が知恵を出し合い、協力し、目標を一つに行動したとき、必ず問題は解決できるのです。力を合わせれば不可能が可能になるのです。覚えておいてください。こうして式場を見渡すと、今年はもう終わっているはずの桜が見えます。私の目の前には桜のような笑顔が咲き誇っているように見えます。本日、保護者の皆様方をはじめ、多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り、歴史と伝統ある川口市立鳩ヶ谷中学校第七十五回入学式を挙行できますことに心から御礼申し上げます。
 そして、あらためて新入生の皆さんご入学おめでとうございます。いよいよ、本日、鳩ヶ谷中学校の一年生として、力強く第一歩を踏み出しました。皆さんは、小学校の卒業式から本日に至るまで、それぞれの家庭において中学校での生活に大きな期待とともに少なからず不安を抱いて生活していたことと思います。けれども、心配はいりません。明るく優しい先輩たちと先生方が皆さんを温かく迎えてくれます。大丈夫です。どうか安心してください。
 先ほど、担任の先生から一人一人、名前を呼ばれ、しっかりとした返事をする姿勢から「今日から鳩中生として頑張ろう」という意気込みを感じました。今日この日の感動と入学式が行える喜び、そして感謝の気持ちを忘れることなく、友だちや先生方と一緒に充実した中学校生活を送ってください。
 ここで皆さんに、これからの中学校生活の心構えとして、二つの言葉を贈ります。一つめは、「志高く」です。
志(こころざし)とは、「ある方向を目指す気持ち・心に決めた目的や目標・信念」を意味します。この言葉は鳩ヶ谷中学校の教育目標であり、脈々と受け継がれてきた鳩ヶ谷中学校の伝統の一つです。私にとっても、この「志高く」という言葉は、自分自身の現状を振り返り、今の自分が目標に対してどれだけ懸命になれているのか、目標を見失っていないかを振り返らせてくれます。また、志には「相手のためを思う気持ち」という意味もあるんです。ですから、日々の生活の中で相手を思いやり、お互いを理解し、協力しながら共に課題を乗り越え、一人一人の高い目標に向けて最後まで諦めずにやり抜いてほしいと思います。二つめは、「見逃しの三振より空振りの三振」です。新しいことに挑戦するには行動力と少しの勇気が必要です。しかし、この少しの勇気が出せず「あの時行動しておけばよかった」「仲間に声をかけて一緒に取り組んでおけばよかった」などと後悔することがあります。中学生になった皆さんには是非、やらずして後悔するより、「まずやってみる」ことを実践してください。やって失敗したときには、その失敗から多くのことを学び取ればいいんです。
 この二つの言葉、「志高く」「見逃しの三振より空振りの三振」を実践するには、日々の学校生活の中で培う「考える力・判断する力・表現する力」、部活動で培う「耐える力」「やりぬく力」、生徒会活動や学校行事で培う「責任を果たす力」「協力する力」「全力をつくす力」が重要です。これから始まる中学校生活の中で多くのことを学び、感じ、共に高め合える仲間となってください。
 そして保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち教職員一同は、お預かりする
子どもたちの健全育成に全力で努めてまいりますことをここにお約束申し上げます。
 結びに、本校は地域の学校としてたくさんの人々に愛され、伝統を築き上げてまいりました。このことを教職員
一同がしっかり受け止め、今後も地域と共に歩む学校を目指し努力して参ります。そして、本校の生徒が、地域を愛
し、地域に愛される人に、健やかに成長できますよう、ご支援とご協力をお願い申し上げまして、式辞とさせていただきます。
  

                          令和五年四月十日 川口市立鳩ヶ谷中学校長 佐久間章匡

一学期始業式式辞

【一学期始業式式辞】R5.4.10(月)
 皆さん「おはようございます」。そして「はじめまして」。令和 5 年度に本校に着任した校長の佐久間です。今日は鳩中生の元気な顔が見られて本当に嬉しく思います。これからどうぞよろしくお願いします。さて、今日から令和5年度1学期のスタートです。「志高く」のとおり、新たな決意と共に、目標を持ってきましたか?目標を持った人は強いんです。もっと強いのは目標を達成するために逆算し、計画的に取り組める人です。それぞれの学年の終わりにどんな自分で在りたいか、どんな目標を達成しているかをイメージし、達成するまでの過程(プロセス)を大事にしてください。そして、新たな目標を胸に令和5年度、新たな仲間と共に鳩中生全員が大きく成長できる年にしましょう。たくさんお話ししたいところですが、校長先生から2点お話しします。
 1.学校生活におけるマスクの着用について
 新型コロナウィルスの影響により約3年間、学校においてもマスク着用の生活を余儀なくされてきましたが、令和5年4月からはマスクの着用を強いられることはなくなりました。また、5月8日以降に季節性インフルエンザの位置づけと同じ5類に移行されますね。このことから、ようやく様々な制限を受けずに学校教育を行うことができるようになっていきます。しかし、感染症対策はもはや「新しい常識」ニューノーマルです。また、基礎疾患のある人などは自衛手段としてマスクの着用が必要になるでしょう。マスクを外せない人には何らかの理由があるということ。是非、鳩中生のみんなには相手を思いやれる言動をお願いしたいと思います。
 2.二年生としての自覚、三年生としての自覚
 二年生、どうか不安を抱えている新入生を温かく導いてあげてください。そのためには積極的に声をかけてあげることが大切。声をかけてあげるというほんの少しの勇気がたくさんの下級生の助けになります。そして、鳩ヶ谷中学校の中心学年として、昨年度よりも多くのことに挑戦し、学校の元気の源となる学年になってください。期待しています。
 三年生、下級生に堂々と格好いい後ろ姿を見せてあげてください。君たちは部活動・委員会・学校行事のすべてに「中学校生活最後の」が付きます。是非、君たちの力を下級生に見せつけてください。そして最後まで行動で範を示し、鳩中の良き伝統を後輩へ継承してください。そして、最後には君たち一人ひとりの進路実現を果たしてください
 おわりに、新しい先生方、新しい仲間との学校生活がスタートします。鳩ヶ谷中学校の教育目標である「志高く」を胸に、一人ひとりが高い目標を持ち、互いを思いやり、互いを認め合い、何事にも一生懸命取り組める、君たち生徒と先生方の活気と笑顔溢れる学校にしていきましょう。

令和5年度当初・校長あいさつ

 令和5年度、川口市立鳩ヶ谷中学校長を拝命しました「佐久間 章匡(さくま あきまさ)」です。年度当初のご挨拶をアップさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 こちらをタップしてください → R5 年度当初あいさつ